香典返しは、多くの方にとって 初めて経験する大切なご準備 です。
「誰に渡せばいいの?」「どんな品を選べば失礼にならないの?」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな方のために 8つのステップ と 20項目のチェックリスト をご用意しました。ひとつずつチェックしていけば、自然と香典返しの準備が整います。
香典返しの基本的な知識については、「香典返しとは?基本知識とその意味」もあわせてご覧ください。
香典返し準備の8ステップ(概要)
まず、準備の全体像を把握しましょう。以下の8つのステップで進めていきます。
- 香典帳の整理とリスト作成 – いただいた方の情報を整理
- お礼状(挨拶状)の準備 – 感謝の気持ちを伝える文面を用意
- 予算の目安を決める – 半返しの基本ルールを理解
- 品物のジャンルを選ぶ – カタログギフト・食品・日用品から選択
- のし・包装の形式を確認 – 地域や宗派に合わせた準備
- 発送方法を決める – 宅配か手渡しかを選択
- 発送先の住所を整理 – 正確な住所を確認
- お届け完了後の確認 – 配達完了とお礼の連絡
それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
各ステップの詳細解説
ステップ1:香典帳の整理とリスト作成
葬儀が終わったら、まず香典をいただいた方の情報を整理しましょう。
香典返しは一般的に四十九日(忌明け)に合わせて贈ります。
関連記事: 「忌中」と「喪中」の違いとは?期間やマナー、忌明けのタイミングを解説
必要な情報:
- お名前(フルネーム)
- ご住所
- いただいた金額
- 故人との関係性(親族、会社関係、友人など)
整理のコツ:
香典帳や受付で記録した情報をもとに、ExcelやGoogleスプレッドシートにまとめると管理しやすくなります。紙のノートでも構いませんが、後で金額の計算や住所の確認がしやすいようにしておきましょう。
注意点:
- 金額の記録ミスがないか、必ず二重チェック
- 住所が不明な方は早めにご親族に確認
- 会社名義でいただいた場合も記録しておく
ステップ2:お礼状(挨拶状)の準備
香典返しには、感謝の気持ちを伝えるお礼状を添えるのが一般的です。
お礼状に書く内容:
- 葬儀への参列や香典へのお礼
- 無事に忌明けを迎えた報告
- 今後のご支援のお願い
- 略儀での挨拶となることのお詫び
準備の方法:
- 定型文を用意 – 葬儀社や専門店に相談すれば文例がもらえます
- 個人名での署名 – 喪主の名前で署名
- 印刷または手書き – 印刷が一般的ですが、親しい方には手書きの一文を添えると丁寧
会社関係の方へのお礼状については、「香典返しのお礼状|会社関係への正しい書き方とビジネスマナー」で詳しく解説しています。
ステップ3:予算の目安を決める
香典返しの金額は「半返し」が基本です。
半返しとは:
いただいた香典の30〜50%程度をお返しすることを指します。
具体例:
| いただいた香典 | お返しの目安 |
|---|---|
| 5,000円 | 1,500円〜2,500円 |
| 10,000円 | 3,000円〜5,000円 |
| 30,000円 | 9,000円〜15,000円 |
高額香典の場合:
3万円以上の高額な香典をいただいた場合は、1/3程度でも問題ありません。全額の半分を返すと逆に失礼になることもあります。
「半返し」と「即日返し」の違いについては、「「即日返し」と「半返し」の違いとは?香典返しの基本を解説」で詳しく解説しています。
ステップ4:品物のジャンルを選ぶ
香典返しには、以下のような品物が選ばれています。
1. カタログギフト(最も人気)
- 受け取る方が好きな商品を選べる
- 年齢や好みを問わない
- 価格帯も豊富(3,000円〜10,000円以上)
おすすめのカタログギフト
リンベルは香典返し専門のカタログギフトを提供しており、予算に応じた豊富なラインナップが魅力です。のし・挨拶状も無料で対応してくれます。
2. 食品類(定番)
- お茶、海苔、お菓子、調味料など
- 日持ちするものを選ぶ
- 「消えもの」として好まれる
3. 日用品(実用的)
品物選びのポイント:
「後に残らないもの=消えもの」が香典返しの基本です。形に残る品物(食器、置物など)は避けるのが一般的です。
具体的な品物の選び方については、「香典返しで困っているあなた/「消えもの」で感謝を伝える最適な選び方」で詳しく解説しています。
ステップ5:のし・包装の形式を確認
香典返しには、のし紙と適切な包装が必要です。
のし紙の基本:
- 水引:黒白または双銀の結び切り
- 表書き:「志」または「満中陰志(まんちゅういんし)」
- 名入れ:喪主の姓または喪家の姓
地域による違い:
- 関東:「志」が一般的
- 関西:「満中陰志」が一般的
包装について:
香典返しは、内のし(品物を包装紙で包んだ上にのしをかける)が一般的です。外のし(包装紙の上にのしをかける)は、直接手渡しする場合に使われることもあります。
注意点:
葬儀社や専門店に依頼すれば、適切なのし紙と包装を用意してくれます。自分で準備する必要はほとんどありませんので、安心してください。
ステップ6:発送方法を決める
香典返しを渡す方法は主に2つあります。
1. 宅配で送る(一般的)
メリット:
- 遠方の方にも確実に届けられる
- 一度に多くの方に送れる
- 手間が少ない
デメリット:
- 送料がかかる(ただし、多くの場合は業者が負担)
- 直接お礼を言えない
2. 手渡しで渡す
メリット:
- 直接お礼を伝えられる
- 感謝の気持ちが伝わりやすい
- 近所の方や親しい方には適している
デメリット:
- 手間と時間がかかる
- 相手の都合を確認する必要がある
おすすめの方法:
基本は宅配で送り、特に親しい方や近所の方には手渡しするという組み合わせが良いでしょう。
ステップ7:発送先の住所を整理
宅配で送る場合、住所の確認が重要です。
確認すべきポイント:
- 郵便番号
- 住所(番地まで正確に)
- 建物名・部屋番号
- 受取人の名前(フルネーム)
よくある問題:
- 香典帳の字が読みにくい
- 住所が古い(引っ越している)
- マンション名や部屋番号が不明
対策:
不明な点は早めにご親族に確認しましょう。配送業者によっては、住所不備で届かない場合があります。
チェック方法:
Excelやスプレッドシートに入力したら、郵便番号から住所を自動入力する機能を使って照合すると正確です。
ステップ8:お届け完了後の確認
香典返しを送った後も、いくつか確認すべきことがあります。
送付後の確認:
- 配送業者の追跡番号で配達完了を確認
- 万が一、不在で返送された場合は再送
- 親しい方には、電話やメールで到着確認
お礼の連絡:
特に親しい方や目上の方には、香典返しが届いた頃に一言連絡を入れると丁寧です。
記録の保管:
誰にいつ送ったかの記録は、後々のために保管しておきましょう。次の法要の際にも参考になります。
辞退された方への対応:
「香典返しは不要です」と辞退された方には、無理に送る必要はありません。ただし、お礼の手紙やメールは送ると良いでしょう。
最終チェックリスト(20項目)
準備の流れを理解したら、以下のチェックリストで漏れがないか確認しましょう。各項目をクリアできたら、チェックを入れてください。
| ✓ | チェック内容 |
|---|---|
| □ | 香典返しをお渡しする時期は、四十九日や忌明けなどで決めましたか? |
| □ | お返しする方のお名前と金額を整理しましたか? |
| □ | 香典の金額に応じて、お返しの品を選べそうですか? |
| □ | 贈る品の金額は「半返し(いただいた額の半分ほど)」を目安にしましたか? |
| □ | のし紙や表書きの種類を確認しましたか? |
| □ | 手配するお店やサービスは信頼できそうですか? |
| □ | 品物は日持ちがして、みなさんに喜ばれるものを選びましたか? |
| □ | 年齢や家族構成を考えて、相手に合う品を選べていますか? |
| □ | 食品を贈る場合、アレルギーや好みを少し気にかけましたか? |
| □ | のしや包装の依頼を忘れていませんか? |
| □ | 挨拶状の文面は準備できましたか? |
| □ | 配送先の住所を確認しましたか? |
| □ | お届け日を法要の後に合わせていますか? |
| □ | 自宅に直接渡す方には、手渡し用の袋を準備しましたか? |
| □ | お返しを辞退された方のリストも整理しましたか? |
| □ | 注文数や金額をまとめて確認しましたか? |
| □ | 自分でもサンプルや現物を確認しましたか? |
| □ | 予算全体に収まるよう調整できていますか? |
| □ | すべての手配が法要前に間に合いそうですか? |
| □ | 最後に「これで安心」と思える状態になっていますか? |
まとめ|チェックリストで安心して準備を進めましょう
香典返しは、多くの方にとって初めての経験で、不安に感じるのは当然のことです。
しかし、この記事でご紹介した8つのステップと20項目のチェックリストを活用すれば、漏れなく確実に準備を進めることができます。
香典返しで大切なこと:
- 誰に渡すかを明確にする(リストアップ)
- いくら返すかを決める(半返しが基本)
- 何を贈るかを選ぶ(消えものが基本)
- いつ渡すかを決める(忌明け後が一般的)
この4つの基本を押さえて、チェックリストを1つずつクリアしていけば、自然と準備が整います。
迷ったときは:
このガイドに戻ってきてください。また、各ステップで紹介している関連記事も参考にしていただければ、さらに詳しい情報が得られます。
大切なのは、故人を偲び、弔問いただいた方々への感謝の気持ちを形にすること。その気持ちがあれば、きっと心のこもったお返しになるはずです。
香典返しの関連記事
準備をさらにスムーズに進めるために、以下の記事も参考にしてください。
基本知識:
- 香典返しとは?基本知識とその意味 – まずはこちらで全体像を把握
- 忌明けとは?意味や期間などをわかりやすく解説 – お返しのタイミングを確認
タイミングと金額:
- 「即日返し」と「半返し」の違いとは?香典返しの基本を解説 – 2つの方法を比較
- 「忌中」と「喪中」の違いとは?期間や過ごし方を解説 – 期間の理解を深める
品物選び:
- 香典返しで困っているあなた/「消えもの」で感謝を伝える最適な選び方 – 品物選びの詳細
- 香典返しの引き出物で選ばれる人気ギフト – 人気商品を紹介
このチェックリストが、あなたの香典返しの準備を少しでも楽に、安心して進められる助けとなれば幸いです。

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